純ドメ日本人のシンガポールMBA

入社当時TOEIC440点だった純ドメ日本人が、NUS(シンガポール国立大学)のMBAにチャレンジします

IELTS攻略 - Reading対策

ここでは、私がIELTSのReadling対策に実施した勉強法を紹介します。
以前の記事(IELTS攻略 IELTS vs TOEFL - 純ドメ日本人のシンガポールMBA

で記載しましたが、まずReadingテストの概要について振り返ります。

 

試験時間:60分
パッセージ数:3パッセージ、約900語/パッセージ
問題数:40問(1パッセージあたり13問前後)
解答形式:選択、記述※
※記述といっても文章を書くようなものではなく、問題文の単語を1~3語前後抜き出すような形式です

どの塾でも習うような「設問を読んでから問題文に入る」、「スキャニング・スキミング」などのテクニックも重要ですが、ある程度の点数を取るためには次の3点が不可欠だと思いました。
それは「単語力の強化」、「多読」、「精読」です。
実際、Readingに関してはほぼ上記3つしか実施していません。

①単語力の強化

7.0以上を取るためには、テクニック以前にある程度の単語力は必要不可欠です。
以前はIELTS用の単語帳がなかったので、TOEFLテスト英単語3800CD付 4訂版 | 旺文社を使っていた人が多いかと思います。
最近ではIELTS用の単語帳も出ており、私は↓の単語帳を使いました。

大きくは「基本語1000」「重要語2500」分かれており、さらに「重要語2500」は「レベル1(目標スコア5.5)」、「レベル2(同6.0)」、「レベル3(同6.5)」、「レベル4(同7.0)」、「レベル5(同7.5)」と5つに分かれています。
私は「レベル4」までを3周しました。
勉強法としては、1日に40単語ずつ新規の単語を覚え、前日の40個、前々日の40個を振り返ります。
※なので120単語/日に触れている計算になります
私は物覚えが非常に悪かったので、単語の暗記には1日あたり50分程かけていました。
また、音声データもダウンロードできますので併用すべきです。
当然ですが、Listeningにも単語力は重要なので、目だけでなく耳で聞いて覚え、会社の行き帰りには歩きながらシャドーイングしていました。

②多読

Reading力を鍛えるには、多くの文章を読むことが重要だと思います。
そのための方法として、多読勉強法をおすすめします。
多読勉強法ですが、簡単に言ってしまえば「英語の本をひたすらたくさん読む」ということです。
詳細はサイト(SSS英語学習法/多読+シャドウイング)もしくは以下の書籍をご参照ください。
楽天ブックス: 英語多読入門 - やさしい本からどんどん読もう! - 古川昭夫 - 9784902091885 : 本
多読向けの英語の本は多く発売されており、細かくレベル分けされています。
内容もSFや刑事もの、恋愛小説など幅広く、IELTSのお堅い文章と比べ読みやすいので良いリフレッシュになります。
私の場合は疲れている時、集中できない時などは多読に切り替えることで気分転換していました。
多読を続けることで英語の文章を長時間読むことに慣れ、速読力も上がります。
上記のサイトや本では、100万語読むことを目標としています。
ちなみに私はこの受験期間の間に、50万語ほど読みました。

③精読

②で多読勉強法について紹介しましたが、多読だけではIELTSの難解な文章を読むには不十分です。
そこでおすすめしたいのが精読という勉強法です。
Readingの点数が伸び悩んでいたのですが、精読を始めて以降7.0を取れるようになりました。
精読とは、一言で説明すれば「一つの文章を徹底的に読み込む」ということです。
精読勉強法に関しては、↓のブログを参考にさせてもらいました。
http://dent-sweden.com/english/ielts/ielts-reading/reading8-5
私の場合は、IELTSの過去問を解き、点数が悪かったパッセージを徹底的に精読しました。
具体的には、以下のようなことをします。

①分からない単語は全て調べる(ただし書き込まない)
②itやthatなどの指示語が指しているものを把握する
③文構造が分からない文があったら、わかるまで分析する
④andやbut、howeverなどのディスコースマーカーをチェックし、文章の流れを把握する

1問を精読するのには1時間以上かかると思います。
ただ、個人的には分からないものをじわじわと明らかにするこのプロセスは嫌いではありませんでした。
精読後は、スラスラと読めるようになるまで何度も多読をします。
こうして完璧に読める文章を増やしていくうちに、確実にReading力は向上するはずです。
私は精読の対象には以下のCollinsのテキストを使いました。
https://www.amazon.co.jp/Reading-Ielts-Collins-English-Exams/dp/0007423276
ただ、これは単にAGOSで使っていた問題集がCollinsだっただけなので、一般的な過去問集のCambridge IELTS 9から11あたり(http://d.hatena.ne.jp/asin/1107464439)で問題ないと思います。

 

Readingは日本人が最も点数を稼ぎやすいセクションだと思いますので、少なくとも7.0、できれば7.5、8.0を狙っていきたいですね。