純ドメ日本人のシンガポールMBA

入社当時TOEIC440点だった純ドメ日本人が、NUS(シンガポール国立大学)のMBAにチャレンジします

IELTS攻略 IELTS vs TOEFL

IELTSの勉強法について触れる前に、IELTSかTOEFLかどちらを選択すべきかについて個人的見解を記載します。
双方を受験してみての感想ですが、個人的にはIELTSをおすすめします。

まず、それぞれの試験概要を比較してみます。

 

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<Reading>
Readingについては他セクションほどの大きな差はありません。
IELTSの方が1パッセージあたりの語数が多く、単語3語程度とはいえ記述式である点などを考慮すると、多少IELTSの方が難しいと言えるかと思います。

<Listening>
TOEFLは音声を聞きながらメモを取り、その後問題を解く形式。
それに対しIELTSは、先にある程度問題文を読んでから音声を聞くことができます。
Listenigに不安がある私にとって、この形式はTOEFLより解きやすく感じました。
また、最後に10分間解答を記入する時間が与えられるので、見直しなどができ余裕をもって対応できます。

<Writng>
大きな違いは、TOEFLのIntagrated Task(複合問題)の存在です。
3分間トピックを読み、その後それに関する音声を聞き記述する形式です。
それゆえに、Listening力が低い場合点数が大幅に下がるリスクがあります。
また、IELTSが400語以上に対しTOEFLは500語前後と、同じ60分でありながら必要となる語数はTOEFLの方が多いです。
しかし、IELTSの方が採点は厳しいと言われ、高得点を狙うのが難しいセクションとなっています。
ゆえに一概にどちらが易しいかとは言えませんが、私にとっては複合問題がない分IELTSの方が解きやすかったです。

<Speaking>
IELTSとTOEFLの最大の違いはこのSpeakingセクションでしょう。
TOEFLはマイクに向かって独り言のように解答をつぶやき、それが録音され採点されます。
6問中4問はIntagrated Task(複合問題)であり、Reading、Listening力も必要不可欠です。
一方でIELTSは面接官との対話形式です。なので、質問を聞き返すこともできますし、リラックスして英語を話せると思います。
ただ、面接官は一人なので多少当たりはずれ…というよりは合う合わないがあるのも事実です。
ただ、もちろん正式な資格を持った面接官ですので、基本的には平等公正な面接・採点をしてくれます。
Speakingに関しては、断然IELTSの方が有利に感じました。

<全体>
私にとって、試験時間の差は大きかったです。
IELTSが3時間弱なのに対しTOEFLは4時間以上。
実際、かなりの回数を受験することになると思いますので(私の場合は10回ほど受験しています)、この1時間の差は大きかったです。
長時間の集中力の持続も容易ではありませんでした。
受験会場・回数はTOEFLの方が多いので、IELTSの会場より遠隔地に住んでいる方はTOEFLの方が有利かもしれません。
また、近年受験者数が増えてきているとはいえ、まだまだIELTSは日本ではマイナーで、対策本や塾もTOEFLの方が多いのは事実です。

以上から、私にとってはIELTSの方が向いており、実際目標としていた点数を取得することができました。
ただ、あくまで個人的見解であり向き不向きがありますので、まずは一度双方の模擬試験を受けてみることをオススメします。

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