純ドメ日本人のシンガポールMBA

入社当時TOEIC440点だった純ドメ日本人が、NUS(シンガポール国立大学)のMBAにチャレンジします

IELTS攻略 - Listening対策

ここでは、私がIELTSのListeningセクションにおいて実施した対策を書きます。
結果的に他セクションに比べ一番高い7.5というスコアを取れたものの、一番苦手なセクションでもありました。

まずはテストの概要についてです。

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試験時間:30分+10分※ラスト10分は、回答用紙に記入するための時間です
問題数:4セクション(総設問数40問、1題あたり10問前後)
セクション①:日常的な会話(登場人物2~3人)
セクション②:日常生活を扱った説明(登場人物 1人)
セクション③:学術的な会話(登場人物 2~3人)
セクション④:学術的な講義(登場人物1人)
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解答形式は選択or記述(1~3単語レベル)です。
後にいくにつれて難易度は上がる傾向にあります。
特にセクション①は難易度が低いので、ここで8割は取りたいところです。

さて、基本的に他セクションも同様ですが、特にこのListeningにおいては、多くの問題を解くという勉強法は適していません。
私が主に実施した勉強法はシャドーイングディクテーションの二つ、そしてそれを一つの問題に対して繰り返し行い完成度を上げていくことです。
シャドーイングに抵抗があり、ひたすら多くの問題を解いていた時期もありましたが点数はほとんど伸びませんでした。
多くの問題を解いても現時点でのListening力がわかるだけで、Listening力の向上にはつながりません。

以下、私の実施した勉強法について詳細に書きます。
使用した教材は主に以下の2つです。

Listening for Ielts (Collins English for Exams)
https://www.amazon.co.jp/Listening-Ielts-Collins-English-Exams/dp/0007423268

Reading対策の記事でも書きましたが、Collinsのテキストを使用した理由は単にAGOSで使っていた問題集がCollinsだっただけなので、一般的な過去問集のCambridge IELTS 9から11あたり(https://www.amazon.co.jp/Cambridge-IELTS-Students-Book-Answers/dp/1107464404)でも問題ないです。

①単語帳でのシャドーイング
上記実践IELTS英単語3500では、「基本語1000」「重要語2500」分かれており、さらに「重要語2500」は「レベル1(目標スコア5.5)」、「レベル2(同6.0)」、「レベル3(同6.5)」、「レベル4(同7.0)」、「レベル5(同7.5)」と5つに分かれており、音声データのダウンロードが可能です。
「重要語2500」に関しては単語だけでなく、その単語を使った例文がついています。
よって、まず音声データを聞きながら単語帳を見て、目と耳で単語を覚え、その後は移動中などに音声データをランダム再生し例文をシャドーイングしました。
以下に記載するIELTSの問題集に比べ容易にシャドーイングができるので、息抜きにこちらのシャドーイングをやったりしていました。

 

②問題集のシャドーイング
以下の手順でシャドーイング及びディクテーションを実施していました。

①普通に問題を解く
②解いた問題全体を音声データを聞きながら読む
③1~3文ずつシャドーイングする。8割がたできるまで何度もやる
④1パラグラフでシャドーイングをする
⑤次のパラグラフに進み、③⇒④を繰り返す
⑥文全体をシャドーイングする。何度かする。
⑦うまくシャドーイングできなかった分をディクテーションする。

シャドーイングは一度で終わりではなく、他の問題にうつった後もランダム再生して何度も行います。
これを繰り返すと、スムーズにシャドーイングできる問題がじわじわと増えていきます。

前述のとおり、問題をやみくもにたくさん解いていた時期はほとんど点数が伸びませんでした。しかし、上記勉強法、特にシャドーイングに重点を置いたことで一気に点数が伸びました。

もしListeningの点数が伸び悩んでいる方がいましたら、試してみてください!